【コンセプトリングWAX製作3】
『フェザーリング』と言っても
世間にあるフェザーの形や表現方法は
ビックリする程に限定されており
皆が皆、地金にタガネ彫り(筋彫り)を頂点に
様々な技法で『より細く、動きのある線』で
同じフェザーアイテムを表現しています。
試しに画像検索で『フェザーリング』を見てみて下さい。
皆同じゴローズさん紛いに見えますから。。
勿論、中には凄い方々もいらっしゃって
インディアンジュエリー1筋の方ですと
『フェザーのみを製作し20年!』みたいな
仙人クラスの方々も多くいます。。
そんな歴史/深みのある『フェザー君』
本当に悩み尽くしましたよ!
『GIGORらしいフェザーとは!?』
その答えの出し方が見えてこなかったので
公園に行って、カラスの羽を集め
自分の指紋より細く削れるカッターを使い
どうすれば伝統的な筋彫りを超えれるかと模索
けど、分かってはいたんだよね。
どれだけ頑張って細く、綺麗に彫り込みが出来たとしても
自分が求めている『フェザー』にはならない事が。
だって、自分が欲しいフェザーは
『リアルなフェザー』では無く
『品のあるフェザー』が重きだと。。
そこできっぱりリアルを追求する事は止めました。
『フェザーの線筋』の表現自体を
全く違う
『銀の光沢のみ』で表現するならば?って。
15年間、GIGORは何を表現してきたか?って。
そうです。
『曲線美』です。
ここが先日BLOGに書いた、
「あっ!!」の瞬間でした。
http://www.gigor.jp/2014/09/3437/
光の光沢で線を表現するならばこうなるでしょう。
これをこの指輪に落とし込むならこうです!
これで今回の『AILE series』の表現方法が決まり
今回、特に表現したい1つである
『世間にある表現では無くGIGORらしいフェザーを』
が達成出来そうです!
【コンセプトリングWAX製作4】へつづく。