製作その8ー新作原型製作編ー(連載No.4)

【コンセプトリングWAX製作3】

 

『フェザーリング』と言っても

世間にあるフェザーの形や表現方法は

ビックリする程に限定されており

皆が皆、地金にタガネ彫り(筋彫り)を頂点に

様々な技法で『より細く、動きのある線』で

同じフェザーアイテムを表現しています。

 

試しに画像検索で『フェザーリング』を見てみて下さい。

皆同じゴローズさん紛いに見えますから。。

 

勿論、中には凄い方々もいらっしゃって

インディアンジュエリー1筋の方ですと

『フェザーのみを製作し20年!』みたいな

仙人クラスの方々も多くいます。。

 

そんな歴史/深みのある『フェザー君』

本当に悩み尽くしましたよ!

 

『GIGORらしいフェザーとは!?』

 

その答えの出し方が見えてこなかったので

公園に行って、カラスの羽を集め

自分の指紋より細く削れるカッターを使い

どうすれば伝統的な筋彫りを超えれるかと模索

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けど、分かってはいたんだよね。

どれだけ頑張って細く、綺麗に彫り込みが出来たとしても

自分が求めている『フェザー』にはならない事が。

 

だって、自分が欲しいフェザーは

『リアルなフェザー』では無く

『品のあるフェザー』が重きだと。。

 

そこできっぱりリアルを追求する事は止めました。

 

『フェザーの線筋』の表現自体を

全く違う

『銀の光沢のみ』で表現するならば?って。

15年間、GIGORは何を表現してきたか?って。

 

そうです。

『曲線美』です。

ここが先日BLOGに書いた、

「あっ!!」の瞬間でした。

http://www.gigor.jp/2014/09/3437/

 

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光の光沢で線を表現するならばこうなるでしょう。

 

これをこの指輪に落とし込むならこうです!

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これで今回の『AILE series』の表現方法が決まり

今回、特に表現したい1つである

『世間にある表現では無くGIGORらしいフェザーを』

が達成出来そうです!

 

【コンセプトリングWAX製作4】へつづく。