【原型仕上げ-その3-】
この子はゴム型の関係上
この2本の爪を上げてゴム型取りをしています
ゴム型は上下からの圧縮式で形成します。
例えるならば
コップをイメージして下さい。
通常のコップに手を入れてしまっても
きっと簡単に抜ける事でしょう。
しかし、
牛乳瓶のような内径より入り口が狭いものに
超常現象で気がついたら手が入っていたら?
そうです。
瓶を割るしか、手を抜く方法はありません。
(脱臼/ビックリ人間の類いは別として)
イコール
開口口が内径より狭い箇所があると
ゴム型は取れないと言う事です。
このペンダントも最初から爪を倒していると
ゴム型が取れなかった為、最後の行程に
爪を倒しているのです。
今回のこの子も同じ血統。
この場所がどう考えても取れない為
このように爪を起こしてゴム型を取り
ペンダントと同じように、
最終仕上げの段階で倒していきます。
皆さんも原型製作をする時は
WAX製作の段階からゴム型作製の事を
念頭におき、取れない箇所のWAXは
取れるように工夫し、
完成はしたがゴム型が取れないなどと
ならないよう計画的な製作ライフを
お楽しみ下さい!
これでやっと、原型が完成です!
次はゴム型作製をし、
いよいよ
第一子生誕の時です!
この連載企画も残り2回でフィナーレです!
【第一子の誕生】へつづく。