【土台製作-その3-】
横幅/長さは確保できたので
次は厚みの確保です。
ただ今回は、いつも以上に
動きのある立体感を多く取り入れており
最大で4本の曲線ラインが交差する部分あります
無理をした厚みの中にライン交差を表現すると
必ずどちらかのラインが潰れてしまい
『矛盾の無い曲線美』が表現出来ません。
そんな時は既成概念を崩し大きく出るべきです。
必要以上の余裕をみて形/厚みを整えていきます。
前に彫金の専門学校で2時間の講義?公演?を
やった事があるのですが、
その時に自分なりに伝えられる謳い文句を考えており
講義の最後に生徒の方々にお伝えしたのが
『天使のように繊細に、悪魔のように大胆に』
という言葉でした。
例えるならば
ステージ上でダンスパフォーマンスをする人がいるとして
その人が小手先だけで技術を見せても
客席からは「何のこっちゃ!?」踊っているのかも伝わりません。。
必要以上に全身を使い大振りに表現をして、
初めて
「あっ!踊ってる!」に変わり
そこに他を圧倒するキレがあり
「あっ!上手だなぁ〜」と思い
それ以降は、培ってきた努力と才能で磨かれた
表情や空気感、その他のその人なりの世界観を観て
魅了する世界だと思っています。
パフォーマーさんも作り手も同じ表現者です。
大胆に、
そして繊細に研ぎすましていきたいですね。
↑
意識はしてますが、僕も完結なんて出来ず
常に意識し目指してる遠い場所なんですけどね^^;
話は逸れましたが
必要以上に厚い厚みをとり、形を整え
これで、彫り込みをする土台ができました。
言わば、原型製作に入る為の下準備ですね。
【WAX原型製作-その1-】へつづく。